ピクレルジュラの今更これを聴け

text by ピクレルジュラ                       もどる

第一回 jimi hendrix/axis bold as love

聴く順番:

私はジミ・ヘンドリックスのファンです。
中学生のときからずっと。まぁ他の音楽も
大量に平行して聴いてきたからあまり一途な
ファンではありませんが。
 ジミヘンが好きな人、一応聴いてみたけど
好きになれなかった人には、それぞれ共通点が
ある。
 例外もあるでしょうが、好きになった人は
最初にアクシス・ボールド・アズ・ラブもしくは
1st、スマッシュ・ヒッツあたりを聞いている
場合が多いような気がする。
 逆は大抵、2枚組みのエレクトリック・レディ・
ランドとかライブ盤とかはじめに聴いている
ケース多し。
 アクシスは短くて繊細な曲が多い。リトル・
ウィングとかさ。エレクトリック…とかライブ
盤は曲が長かったり激しく混沌としたやつが多い。
 そもそも入門に2枚組みは向かない。全体像を
把握しにくい。確かにジミヘンの魅力にとりつか
れてからならエレクトリック…の良さもわかるし
最高傑作というひとの気持ちもわかるんだけど。
 私が若い頃、ジミヘンといえばエレクトリック…
からという風潮があったように思う。
 クラプトンのアット・ザ・レインボーという
微妙なライブ盤でカバーのリトルウイングを聴いて
いたからアクシスを先に買った。実は中学生の
私としては、あの似非インド風サイケジャケは抵抗
もあったのだけど、この順番で正解だった!
 次にはパープルヘイズ聴きたさにスマッシュヒッツ
をベスト盤と知らず買い、その次はイン・ザ・ウエスト
という比較的長尺演奏の少ないライブ盤を買った。
 正解であった。ジミヘンのポップでサイケなセンス
にすっかりやられてからエレクトリックとか買ったわけです。
 ジミヘンのギターはライブでフィードバックがヒュー
ヒュー言っているような大音響でも、実はしっかり
コントロールされている。でもいきなり、そういうのから
聴いた人はグシャグシャな音楽だーと早合点した人も
いた。特に私の同世代で、チャーとかリッチーに影響
与えた人らしいぞーいっちょ聴いてみるべぇという感じ
で、前述のような順番で聴いた人はそう思うケース多かった
みたいね。残念だがそれもしかたない。
 とにかく聴く順番は大事ですよ。

 ジミヘンって下の世代の人の方が好きな率高いような
気もします。特にレッチリとか通過して聴いた人とか
好きだよね。サイケとファンクが同時にあるのはミクスチャー
ロック後の今じゃ当たり前だけど、70年代終わりから80年代
あたまの頃は理解されにくかたったってこともあるかね。
プリンスあたりからだんだん変わってくるけど。

 いつものことだが本題(聴く順番が大切ということ)から
ズレた。例としてジミヘンをあげたのが失敗だった。
思い入れが大きいからね。

 

ウキペディアでアクシス・・・を調べると:

アクシス:ボールド・アズ・ラヴ

 ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス
のスタジオ・アルバム
リリース 1967年12月1日
1968年1月15日
録音 1967年5月-10月 ロンドン
ジャンル サイケデリック・ロック
ブルースロック
ハードロック
時間 38分49秒
レーベル オリジナル盤
トラック
リプリーズ
リイシュー盤
エクスペリエンス・ヘンドリックス
MCA(初盤)
レガシー/コロムビア(再発)
プロデュース チャス・チャンドラー
専門評論家によるレビュー
allmusic  link

 チャート最高順位
5位(英国)
3位(米国)

 アクシス:ボールド・アズ・ラヴ(Axis: Bold As Love)
とは、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスが
1967年に発表したセカンド・アルバム。2003年、
ローリング・ストーン誌が選んだオールタイム・グレイテスト
・アルバムで82位[1]。

 解説 [編集]前作『アー・ユー・エクスペリエンスト?』
に比べてメロディアスな楽曲が増えたという評価がある。
またジミの代表的なバラード「リトル・ウイング」を収録。
その一方で、冒頭の「EXP」や、ギター・ソロでフェイザー
を使用した「ボールド・アズ・ラヴ」等、実験的な音作りも
行われている。制作スタッフは、フェイザーを導入するに
当たって、この機器を先行して用いていたスモール・
フェイセスの楽曲「イチクー・パーク」を参考にしたという
話が伝わっている[2]。ジミは、本作のレコーディング・
セッションで、色の名前を言うことで音のイメージを伝えたという[3]。

 収録曲はライブでも演奏された。「スパニッシュ・
キャッスル・マジック」は、ウッドストック・
フェスティバルやワイト島音楽祭等で演奏されている。
「リトル・ウイング」は、1969年2月24日のロイヤル・
アルバート・ホール公演、サンフランシスコ・
ウィンターランドの録音が残されている。
「ウェイト・アンティル・トゥモロウ」「リトル・ミス・ラヴァー」
はBBCでのライブ音源が残されている。

 アルバム完成直後に第1面のマスターテープを紛失した
と言われており、一晩で作り直された。
オリジナル版はモノとステレオの2種が同時発売された。
モノ・ミックス盤は2000年に米Classic Recordsから
ヴィニール盤のみで再発売された。 1970年の英国廉価再発盤
「Backtrack 11」でステレオの別ミックス版が使われ、
欧州・日本盤CD初版に使われたものも同様。1991年のリマスター
再発以降オリジナル・ステレオ・ミックスが使われている。

 収録曲 [編集]「シーズ・ソー・ファイン」のみノエル・
レディング作、他はジミ・ヘンドリックス作。
1EXP - EXP
2アップ・フロム・ザ・スカイズ - Up From The Skies
3スパニッシュ・キャッスル・マジック - Spanish Castle Magic
4ウェイト・アンティル・トゥモロウ - Wait Until Tomorrow
5エイント・ノー・テリング - Ain't No Telling
6リトル・ウイング - Little Wing
7イフ・シックス・ワズ・ナイン - If 6 Was 9
8ユー・ガット・ミー・フローティン - You Got Me Floatin'
9キャッスルズ・メイド・オブ・サンド - Castles Made Of Sand
10シーズ・ソー・ファイン - She's So Fine
11ワン・レイニー・ウィッシュ - One Rainy Wish
12リトル・ミス・ラヴァー - Little Miss Lover
13ボールド・アズ・ラヴ - Bold As Love

参加ミュージシャン [編集]ジミ・ヘンドリックス
- ギター、ボーカル、ベース、ピアノ、フルート
ノエル・レディング - ベース、ボーカル
ミッチ・ミッチェル - ドラムス、グロッケンシュピール、
ナレーション

 ゲスト・ミュージシャン
ロイ・ウッド - バック・ボーカル(on 8.)
トレヴァー・バートン - バック・ボーカル(on 8.)

 以上ウィキからだけど、やっぱ間違い多いね。
文中「フェイザー」とあるのは誤り。2台のテープデッキ
操作による「フランジング」が正解。
 マスターテープ紛失は本当だが、コピーしていたもの
をマスターに流用したはず。つまり失くしたオリジナルよりも
微妙に音質が落ちているはず。
 『「ウェイト・アンティル・トゥモロウ」「リトル・ミス
・ラヴァー」はBBCでのライブ音源が残されている。』
とあるが、オーバーダビングがされていて厳密にはライブでは
ない。別スタジオでの別ヴァージョンと言ったほうが適当だろう。

 私まぁジミヘン好きですけど、そんなマニアってほどでも
ないです。それでもこんだけ気付くってことで。ウィキは
便利だし、今後も利用させてもらうけんど盲信は危険です。
 あ!私の駄目だしのソースのほうが間違っているかもしれ
ませんので、そこも気をつけてね。こんなとこから引用する
人もいないと思うけどね。ネットって危険~(無責任)

 長細かいことだがアナログ盤の2面曲間にマスタリング
のときの消し忘れが残してあることに触れていないのも痛い。
シーズソーファインでジミとノエルが楽器を交換して弾いて
いることも書いてない…
 でもロイウッドが参加していることとか渋いことも書いて
あるので許そう。

 名盤中の名盤なんでいまさら感漂いますが、直球も
良いのではと最近つくづく思います。おいしいもの
から食べたほうが良いよ。人生は短いしね。

今は弾き語りや、バンドでは歌うことが
メインですが、私もともとリードギター
やベースを若い頃はバンドでは担当してたんです。
 だからジミヘンもそうですがギター物の
アルバムって結構好きなもの多い。
 ベックも結構好きで良くコピーしました。
とても勉強になりました。
 でもベックのアルバムで一番好きなのは
ギターの出番が比較的少ないこのアルバム
なんです。他のメンバーも好きだし、カバー曲
のセンス良いし(プロデュースがスティーブ・
クロッパーだから?ダイアナ・ロス、スティービー・
ワンダー、そしてディランのカバー)、ギター物
なんだけど歌物でもあるとこが良い。
 べックはインストも良いけど、私やはり「歌ありき」
のギタープレイが好きなんで。
 ジェフベックグループは1期のほうが派手。
ロッドスチュワートいるし、ロンウッド、ニッキーホプキンス
いるし。豪華な有名スターぞろい。
 2期はコージーパウエルも含め、デビュー時点では皆
無名だったらしい。
 ロッドにくらべると声量もないし、地味にも聴こえる
けど、ボブ・テンチの歌がすごい好きだ。マックスミドルトン
のフェンダーローズも良い。すごく良い。コージーの
ドスンバタン言うドラムに細かにグルービーに絡むクライブ・
チェアマンのベースも最高だ。
 メンフィス録音のブリティッシュソウル。私、このアルバム
のせいで今だにイギリス産ソウルが好きなんですよ。
 90年代以降のポール・ウェラーの音楽にも通じるものが
あると思います。
 最近、このころの動画がユーチューブにアップされていて
吃驚!ドイツの番組ビートクラブで放送されたものは
1曲だけ見たことあったが、それのアウトテイクらしい。
日本でも最近CSで放送されたらしい。必見である。
 チャーが若い頃、金子マリやナルチョとやっていた
伝説のスモーキー・メディスンはかなりこれを真似
していたようですね。マックスミドルトン役の
佐藤準は、おにゃン子クラブで「大先生」になった
というのももうすごい昔なのね。国生さゆり
今日もテレビのバラエティーで見てそう思った。
また話がそれた…

 ベックはこの頃はストラトだね。カラーサウンドの
ファズ使っているらしい。良い音だね。

 動画はディランのカバー。先に聴いたせいかオリジナル
より好きなんだな。ユーチューブで見れば他にも動画
あるから見てね。しかし演奏は良いんだが、みんな
衣装が普段着だね完全。ベックも1期やBBAでは、
もう少しマシなカッコしてたのに…まぁいいか。

 

「ジェフベックグループ」

1. アイスクリーム・ケーキ
2. グラッド・オール・オーヴァー
3. 今宵はきみと
4. シュガー・ケイン
5. 帰らぬ愛
6. ゴーイング・ダウン
7. アイ・ガット・トゥ・ハヴ・ア・ソング
8. ハイウェイズ
9. デフィニットリー・メイビー

追記:

ベックのアルバムのところでうっかり
ゴーイング・ダウンがカバーであることを
忘れてた。オリジナルはドン・ニックスって人。
ベックはこの人の曲が好きみたいでBBAでも
ブラック・キャット・モーン(珍しく自分で歌った)
、スィート・スィート・サレンダーの2曲を
取り上げている。ちなみに、BBA唯一の
スタジオアルバムはドンのプロデュース。
 ゴーイング・ダウンはベック以外にも多くカバー
される曲で、ここではフレディー・キングのバージョン
を貼っておきます。これは私も今日まで不勉強で
聴いたことなかったが良いです!グルービーな
ブルースだね!
 他にもキース・リチャードやJJケイルとリオン・
ラッセルとか、興味深い人がカバーしとるね。これら
も動画あるから是非見て下さい。良いよ。
 最近じゃクラプトンもやっているらしいな未聴
ですが。セッション向きなのかもね。簡単で盛り
上がり系?
 まぁドン・ニックスには随分、印税入ったろうね。
ところでドン・ニックスですが私、1枚だけ持って
ますが歌とか曲作りとか流石ですよ。こちらも
リイシューして入手しやすいみたいだしお勧めです。

 

これだけでは読んだ人はドン・ニックスの実像に
迫れないでしょう。良いサイト見つけたのでリンク
しておきます。彼は実は60年代から今まで活躍
しているアメリカ南部ロック影の大物なんです。
 黒人白人の壁も乗り越えたすごい人なんで、
これも必読。彼の周辺のミュージシャン、例えば
アルバート・キングの話なんぞも面白いなぁ。

 

http://www.reocities.com/musashi43ht/japan/column/column002/